テレビを見ている方はもちろん、知らないという方はほぼいないのでは?と思われる場所、そう「お台場」。
有名人がたくさんいそうな、フジテレビ。
ガンダムベース、自由の女神像、大観覧車が有名ですよね。
みなさんは、東京都のどこにあるのか、また何区にあるのかご存じですか?
恥ずかしながら、私はお台場が何区にあるのか知りません…。
他にも、「聞いたことはあるけど、そういえば何区にあるのかは知らない…」という方も多いのではないのでしょうか?
そこで!
お台場は何区にあるのか、なぜお台場と呼ばれているのか、私と一緒に詳しく見てみましょう!
また、お台場のシンボルと言われる「大観覧車」などについても見てみましょう!
お台場は何区にあるのか
では初めに、お台場が何区にあるのかを見てみましょう。
お台場は、東京都の港区、江東区、品川区の3つの地区から成っています。
そして町名で見たときに何区になるのかというと、「港区」になります。
お台場へ行くには、一度は聞いたことはある方が多いと思いますが、あのレインボーブリッジを渡っていきます。
私も一度は渡ってみたいです!いつか東京へ旅行に行ってみたいなと思います。
ではなぜ、お台場は3つの地区から成っているのでしょうか。
その歴史を見てみましょう。
江戸時代
時代は江戸時代まで遡ります。
1853年(嘉永6年)、ペリー艦隊が日本へ来航し、幕府に開国要求を迫る。
これに脅威を感じた幕府は、阿部正弘の命令で品川台場(お台場)を築造した。
江戸の直接防衛のために伊豆韮山代官の江川英龍に命じて、洋式の海上砲台を建設させた。
品川沖に11~12基の台場を一定の間隔で築造する計画で、およそ8か月で完成。
1854年にペリーの2度目の来航までに一部の砲台は完成し、品川砲台(品海砲台)と呼ばれた。
呼び方の由来として、幕府に敬意を払って台場に「御」をつけ、御台場と称したと言われている。
ペリー艦隊は品川沖まで来たが、この砲台のおかげで横浜まで引き返し、そこで2度目の上陸することとなった。
台場は石垣で囲まれた正方形や五角形の洋式砲台で、まず海上に第一台場から第三台場までが完成、その後第五台場、第六台場が完成。
第七台場は未完成、第八台場は未着手で終わっていますが、全部で8つの台場が建設された。
現在は「台場公園」として開放されている第三台場と、他の埠頭などと繋がっていない第六台場が残されている。
完成した台場の防衛は江戸湾の海防を担当していた譜代大名の3藩が担うこととなる。
それが川越藩(第一台場)、会津藩(第二台場)、忍藩(第三台場)である。
明治時代
1875年(明治8年)、全8つの台場のうち、海上にある7つの台場が陸軍省の所管となる。
明治中期には東京湾要塞の建設が始まったこともあって台場の重要性が減り、以後徐々に払い下げられることになる。
1878年(明治11年)芝区の成立に伴い、海上の7つの台場は芝区に所属、それぞれ東京府芝区大字品川沖1-7番地となる。
町名である品川沖は、品海砲台に大正の初めまでに変更となる。
大正・昭和
1912年(大正元年)第四台場が民間人に払い下げられたことにより、造船所となる。
1915年(大正4年)第三台場・第六台場が東京市に払い下げられたことにより、史跡公園として整備されることになる。
1917年(大正6年)第一台場が民間人によって払い下げられる。
1928年(昭和3年)第三台場が整備されたことにより、台場公園として市民に開放される。
1934年(昭和9年)第二台場・第五台場が東京市によって払い下げられることになる。
1941年(昭和16年)東京港が開港。
1947年(昭和22年)芝区・麻布区・赤坂区が合併し港区が成立、台場地区は東京都港区芝品海砲台となる。
1955年(昭和30年)品川区と当時、地続きになっていた旧第四台場の土地が、港区より品川区に割譲される。
1965年(昭和40年)台場地区に住居表示が実施され、港区芝品海砲台が町名変更となり港南五丁目となる。
1974年(昭和49年)品川区東八潮に船の科学館が開館する。お台場での初の大規模建築物である。
1976年(昭和51年)首都高速湾岸線の大井~13号地(当時)間の開通により、東京港トンネルが共用開始される。
1979年(昭和54年)13号埋立地が完成し、そのうちの北部は幕府が築いた台場にちなんで「お台場」と呼ばれた。
完成当時は、13号埋立地はいずれの区にも属していなかったが、北部は港区、西武は品川区、南部は江東区にそれぞれ帰属した。
平成
東京都は、都心の混雑を緩和するため、東京臨海副都心として臨海部の開発を進める。
レインボーブリッジの建設や世界都市博覧会により、企業進出が誘致されることになる。
1995年(平成7年)世界都市博覧会の中止により、企業の進出や移転がキャンセルとなり、13号地は空き地だらけとなる。
東京テレポートセンター、東京臨海副都心建設、竹芝地域開発などの、この地域を中心に事業を行っていた第三セクターは大幅な赤字となり、事実上破綻した。
ゆりかもめの新橋駅~有明駅間が開業する。
1996年(平成8年)臨海副都心開発により新たに、港区台場が13号地北部へ成立する。
これに伴い、第三台場・第六台場が港区港南五丁目から港区台場一丁目と町名が変更される。
1997年(平成9年)フジテレビ本社の移転、テレビドラマ「踊る大捜査線」が放送され、当ドラマのロケ地になったことからお台場の知名度が上がった。
2002年(平成14年)りんかい線が全線開通し、オフィスや商業施設、居住施設やランドマークが次々と誕生。
さらに、東京都知事の石原慎太郎がカジノ構想を提唱したため、注目度は一層高まることに。
2007年(平成19年)首都高速湾岸線13号地の出入口が臨海副都心出入口に改称される。
2017年(平成29年)続日本100名城に「品川台場」として選定された。
ペリー艦隊を恐れたために台場が出来上がり、その台場を「お台場」と呼ぶようになった由来も、幕府に敬意を払ったからだったのですね。またその後も払い下げや埋立てが進められ、いろんな開発も進められ、現在のお台場が出来上がったのですね。普段当たり前のように使っている道路や電車、施設などですが、こういう機会がないとなぜ作られたのかというのは、わからないですよね。何区にあるのかもわかりましたね。
臨海副都心とは何か
先程の話の中で出てきた「臨海副都心」ですが、ご存じですか?
私は今回初めて聞いた言葉なので、調べてみることにしました。
東京の人工島、10号地と13号地からなる東京都が策定した7番目の副都心のことのようです。
複数の特別区に跨るため、442ヘクタールあるエリアとなります。
江東区有明、青梅、港区台場、品が開く東八潮に当たります。
1989年(平成元年)ごろから開発が進み、レインボーブリッジや東京臨海新交通のゆりかもめなどで都心と結ばれました。
全域が埋立地であり、東京都都市整備局と東京都港湾局が主に計画管理しています。
お台場は何区で大観覧車はどこにある?
上記で、お台場が何区にあるのか、またなぜ3つの区をまたいでいるのかということが分かりましたね。
ではお台場に観覧車があることをご存じの方は多いのではないでしょうか?
この観覧車の正式名称は「パレットタウン大観覧車」というそうです。
シンボルとなるこの観覧車が、お台場の何区にあるのかはご存じですか?
何区にあるのかまではわからない…という方も少なからずいらっしゃるのかなと思います。
マップなどで検索すると出てきますが、「江東区」にあります。
最寄駅は、ゆりかもめの青梅駅となり、シンボルプロムナード公園の夢の広場とZeep Tokyoの間になります。
開業から今年で23年間という月日が過ぎ、2,100万人を超える来場者と共に過ごしてきました。
このパレットタウン大観覧車ですが、2022年8月31日(水)をもって営業を終了しました。
今回お台場について調べ、一度は行ってみたいなと思っていたので、とても寂しいお知らせですね。
大観覧車の歴史と概要
1993年3月に、パレットタウンと共に開業しました。
日本最大級の観覧車であり、羽田空港や西新宿の超高層ビル群などが一望できるほど、高い位置まであがることが出来ます。
2013年にイルミネーションの改装が終わり、春夏秋冬の四季をイメージしたイルミネーションを季節ごとに点灯させることが出来ます。
こういうことを聞くと、ますます観覧車に乗りたくなってしまいます。
この大観覧車からの眺望は抜群で、「観覧車から見る夜景ナンバー1」や日本の展望スポットベスト20に選ばれたこともあります。
ゴンドラは全部で64台あり、そのうちの4台は、骨組み以外が透明のシースルーゴンドラとなっています。
乗ってみたいという興味はありますが、シースルーとなるととても怖いですね…。
またゴンドラに乗る前には、記念撮影が出来るようになっていたようです。
ですが先ほどにもお伝えしたように、今年の8月30日に営業を終えました。
理由としては、パレットタウン全体の再開発計画によるそうで、9月に解体工事を始めるそうです。
シンボルだったのになくなってしまうのは、寂しいですね…。
お台場は何区がオススメなのか
お台場には、大観覧車以外にも有名なものがあります!
ここではお台場のオススメスポットを見てみましょう。
お台場の何区にあるのかも同時に確認しながら見ていこうと思います。
江東区
まず一つ目のオススメスポットです。
ガンダムが立っているのは何区かご存じですか?
ユニコーンガンダム立像のそばにある、ダイバーシティ東京プラザ内には「ガンダムベース東京」というお店があります。
こちらは全世界のガンプラファンの方に向けた公式のガンプラ総合施設となっています。
施設内では、「見る」「作る」「買う」「学ぶ」という4つのゾーンがで構成され、子供から大人までガンプラを存分に楽しむことができます。
子供のころにプラモデルをよく集めていました。限定品もあると聞いたことがあるので、すごくいってみたい施設です。
のび太君としずかちゃん像が座っているベンチも江東区エリアにありますよ。
その他オススメのところは、日本化学未来館、車好きな子にはたまらないMEGA WEBがあります。
大江戸温泉物語もありますが、2021年9月5日をもって閉館となりました。
こちらも一度は行ってみたいと思っていたので、少し残念です。
ですが日本全国に大江戸温泉物語はあるので、まだまだチャンスはありますね。
品川区
お台場の品川区に位置する場所には、潮風公園があります。
現在は工事のため、一部立ち入り禁止となっているエリアがあるようです。
「しおかぜ橋」が今年の7月から解放エリアとなったようで、橋を渡れば、公園の北と南を行き来することが出来るようになりました。
公園案内を見てみると、「臨海副都心の西側にあり、海辺ならではの施設を備えている」と書かれています。
お台場海浜公園、東八潮緑道公園、東京国際クルーズターミナルと隣接しているため、一日中楽しめるエリアとなっています。
その他にも、船の科学館があります。
港区
ここには「自由の女神像」があるのをご存じですか?
アメリカにしかないと、私は思っていたので、とてもびっくりしました。
こちらレプリカなのですがアメリカにあるものとは大きさが全然違っており、7分に1となります。
あと私が気になっている「東京ジョイポリス」や「東京トリックアート迷宮館」というものがります。
東京トリックアートでは、館内の撮影などが個々の自由なため、いろんなポーズをとっていろいろな面白い写真の残しましょう。
フジテレビ湾岸スタジオは皆さんもご存じだと思います。
お馴染みの「フジテレビ」ですね。
こちらは見学等の一般開放はしておりませんが、外観や設計はエコをテーマにしており、人や街に優しく、環境に配慮した建物となっています。
他には、水陸両用バスのダックツアーもあります。
こちらは乗車場所ではないのですが、水陸両用バスが入水するところが見られるポイントとなります。
何区が楽しめるかなと考えた際に、小さなお子さんから大人まで楽しめる港区エリアはオススメだと思います。
まとめ
- 港区、江東区、品川区に跨っている
- 町名は港区になる
- シンボルである台観覧車が営業終了となった
いかがでしたか?
フジテレビ湾岸スタジオや実物大のユニコーンガンダムもある「お台場」。
そのお台場が何区にあるのか、なぜ3つの区をまたいでいるのか、わかりましたか?
お台場というのはよく聞くけど、何区にあるのか知らなかった私ですが、今回調べてみてその歴史も知ることができました。
また以前から乗ってみたかった、お台場の大観覧車ですが、悲しくも今年で営業が終了してしまったこともわかりました。
ですが、実物大のユニコーンガンダムも私はは気になっているため、必ずお台場に行ってみたいと思います。
その際、今回知ることのできた北部は港区、西部は品川区、南部は江東区ということを再度確認しながら歩いてみたいと思います。
またフジテレビが何区にあるのかも確認したうえで、お台場に行くのも、北部や西部、南部などの位置確認にも役立ちそうです。
皆さんも一度、お台場へ足を運んでみてはいかがでしょう!
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