2020年に公開された「映画ドラえもん のび太の新恐竜」。
この映画にはこんな感動的なシーンがありました。
のび太とキューが巨大翼竜に追い詰められて崖から落ちてしまうというシーンがあります。
そして、陸に打ち上げられたのび太の側にはピー助のような恐竜の姿があるんです。
こののび太の新恐竜ではピー助のような恐竜が最初・中盤・最後の合計で3回出てきます。
実は「のび太の新恐竜」は「のび太の恐竜2006」のパラレルワールドであると脚本家の方がラジオで明言をされているそうなんです。
それならば、「のび太の新恐竜」でもピー助が出てくるのに納得ができますね♪
この記事ではなぜピー助が出てきるのかということを考察していこうと思います。
のび太の新恐竜にピー助が出てくることの不思議な点
そもそも今回話題に上がっているピー助とはどのようなキャラクターなのでしょうか。
ピー助はのび太がタイムふろしきを使って化石から戻したフタバスズキリュウの卵から孵化した恐竜のことです。
名前はのび太によって付けられており、ピューイと鳴くことがその名前の由来となっています。
ピー助を孵化させたのび太はティラノサウルスの化石を自慢してきたスネ夫を見返すためにのび太の家で飼われ始めました。
ピー助はのび太のことを本当の親のように慕っていました。
ピー助の好物はお刺身などの生の魚・肉類であるみたいです。
人に懐く首長竜は珍しいため、恐竜ハンターのドルマンスタインがピー助をコレクションとして狙います。
隠れて飼われていたが、大きくなり過ぎてしまったために、元の1億年前の時代に戻されるというのがどの映画でも共通の展開となります。
「ドラえもん のび太の恐竜」とそのリメイク作品である「ドラえもん のび太の恐竜2006」でピー助は出てきます。
ではピー助が「のび太の新恐竜」で出てくる不思議な点とはなんなのでしょうか。
実は、「のび太の新恐竜」は「のび太の恐竜」とは全く違うオリジナルストーリーなんです。
「のび太の恐竜」の際にはピー助は白亜紀にあたる、約1億年前に返しに行きました。
しかし、「のび太の新恐竜」に出てくるキューとミューは同じ白亜紀でもだいぶ後期に当たります。
この2匹は、恐竜が隕石によって滅亡する約6600万年前になります。
これを聞くと「のび太の新恐竜」にピー助が出てくるというのは不思議なことですよね。
ちなみに、フタバスズキリュウは首長竜の仲間であり、恐竜ではないみたいです。
むしろ爬虫類の中では恐竜と最も遠いグループであるみたいです。
この間違いは当時のF先生の知識不足のために起きてしまった間違いのようです。
また、2011年には妊娠をした首長竜が見つかったみたいです。
そのため、フタバスズキリュウを含む首長竜はたまごを産むことはなかったと現在は考えられているみたいです。
「のび太の恐竜2006」で出てきたピー助が遊んだものはその後の作品にも登場をしています。
卵から恐竜が飛び出すおもちゃやピンク色のボールがその例みたいですね♪
のび太の新恐竜のピー助はパラレルワールドの恐竜!?
ここではのび太の新恐竜に出てくる恐竜は本当にピー助であるのかという考察をしていこうと思います。
またパラレルワールドについても考察していきたいと思います。
結論から言うと、のび太の新恐竜に出てくる恐竜はピー助であるといっても間違いではないでしょう。
その理由は映画の最後のエンディングクレジットにあります。
のび太の新恐竜の最後にある、エンディングクレジットでは「ピー助」と表記されています。
また、特別出演として、神木隆之介さんが表記をされています。
もうこれは間違いなく出てきた恐竜はピー助であると断言できますね。
では続いてパラレルワールドについて考えていきたいと思います。
パラレルワールドとはとある世界から分岐しそれに並行して存在する別の世界のことを指します。
並行世界や並行宇宙、並行時空とも呼ばれたりします。
パラレルワールドが描かれた時は、あり得たかもしれない物語が描かれるといった感じですね。
実際に「のび太の新恐竜」は「のび太の恐竜2006」のパラレルワールドであると脚本家の方がラジオで明言をされているそうなんです。
なのでのび太の新恐竜はパラレルワールドのお話であり、時系列がおかしかったりしてもなんら問題ないと言うことになります。
ではここからはどの時点で分岐をして、パラレルワールドが出来上がったのかを考察していきましょう。
まず、時代を見てみると約1億年前と約6600年前とで2作品の年代が違うと言うことがわかります。
そのためにのび太とキューのところにピー助がたまたまいて、助けたと言うのは考えにくいです。
もしその年代の差があったままでピー助が助けに来たのであれば、なんらかの原因でピー助がタイムスリップしたと考えるしかないですね。
その考え方をすれば、ピー助が助けてくれたのも納得できます。
しかし、この場合ではピー助が返された後にタイムスリップをする理由が成立しなければならないのであまり考えにくいですね。
では他にどのタイミングならあり得るのでしょうか。
のび太がピー助を返した時代が違ったと言うことも考えられますね。
もしものび太がピー助を返した時代が約1億年前ではなく、約6600年前だったなら…
これならのび太とキューの元にピー助が助けにきたということがあっても納得ができますね。
しかし、もしこの上記の2つのどちらかであるのならば、映画中でピー助であるということがそもそもわかるはずですよね。
その理由はのび太は一度は必ずピー助と共に時間を過ごしているので、作中でピー助と名前を呼ばれるようなことがあってもいいはずだからです。
しかし、作中では名前を呼ばれることはなく、詳細も最後まで謎であったため、この2つの説である可能性は低いと思います。
その他にはのび太は恐竜の化石を復元せず、ピー助を孵化させなかったという世界線になりますね。
この場合は、ピー助は約6600年前の時代で自然孵化によって現れたことになりますね。
これなら劇中で名前を呼ばれていなくても不思議ではないですね。
しかし、この場合だとのび太とピー助らしき恐竜との回想シーンの辻褄が合わなくなってしまいます。
このようにパラレルワールドについて様々な考察をすることができます。
どちらにせよエンドクレジットではピー助という名前があります。
そのことからも出てくる恐竜はピー助で間違いはないのでそれを踏まえて様々な考察ができそうですね。
ドラえもんはファミリー映画です。
ドラえもんは特に子供が楽しめる映画だとは思いますが、ピー助がここで再登場したことで大人でも楽しむことができたのではないかと思います。
実はピー助らしい恐竜は予告編の時点で出演することが分かっていたのです。
このことによってもともとドラえもんの映画を見ていた層に来てもらおうとしていように感じられます。
「のび太の新恐竜」は「のび太の恐竜」と序盤から中盤まで流れが変わりません。
のび太は恐竜を孵化させ、生き物を育てていく難しさを感じながら、それでも一生懸命生まれてきた恐竜を育てていくという話です。
そして、のび太と恐竜が共に成長をしていくというストーリーです。
しかし、新恐竜ではのび太とピー助の回想シーンが出てきてしまいます。
そのことによって新恐竜では初めて恐竜を育てたのではなく、一度育てた後の話であるということになってしまうのです。
これによって物語の序盤・中盤・終盤の辻褄が合わなくなってしまうということが起こってしまっていたみたいです。
のび太の新恐竜に出てくるピー助の声優はどんな人?
のび太の新恐竜に出てくるピー助の声優さんは神木隆之介さんですね。
神木さんは、「のび太の新恐竜」だけではなく、「のび太の恐竜2006」でもピー助の声優を務められています。
では神木隆之介さんとは一体どういった方なのでしょうか。
神木隆之介さんは主に俳優業をしている日本の芸能人ですね。
生年月日は1993年(平成5年)5月19日生まれだそうです。
事務所には神木さん本人ではなく、お母さんが応募して合格をしたみたいで、1995年にCMデビューをされました。
1999年には、テレビドラマ「グッドニュース」でドラマデビューを果たしました。
俳優業としては、2011年のドラマ「11人もいる!」での主演や、2012年の大河ドラマ「平清盛」で源義経役を演じました。
声優業としては、「千と千尋の神隠し」の坊役や、「サマーウォーズ」の小磯健二役などがあります。
「君の名は。」で立花瀧役で主演を演じ、主演男優賞を獲得しました。
また、2020年5月19日よりデビュー25周年プロジェクトが始動されその一つとして、YouTubeチャンネル「リュウチューブ」が開設されました。
1993年生まれで2020年にデビュー25周年を迎えたということは相当昔から芸能界にいるのではないかと思い調べてみました。
すると、なんと1995年に活動を開始していたみたいなんです。
最初は子役から始まり、今でも様々な役を演じているのがすごいですよね。
様々なところでマルチに活躍されている方が、のび太の新恐竜でピー助役を演じているのですね♪
これからも神木隆之介さんのさらなる活躍が楽しみですね。
まとめ
- ピー助は「のび太の恐竜2006」で出てくる恐竜である
- ピー助はのび太によって育てられた
- のび太の新恐竜に出てくるのび太を助けた恐竜はピー助である
- 「のび太の恐竜」と「のび太の新恐竜」はパラレルワールドである
結果としてのび太の新恐竜でのび太を助けた恐竜はピー助であるということができましたね。
パラレルワールドについては色々な考え方ができるので私も映画を見ながら色々考えてみたいなと思いました。
皆さんも今一度映画を見てぜひ考えてみてくださいね。
この他にもドラえもんの映画はたくさんあって心温まるものばかりなのでぜひみてみてください。
コメント