最近の夏は、全国各地で体温並みの気温になることがありますので、エアコンなしでは過ごせなくなってきましたね。
家電量販店では、扇風機だけでなくサーキュレーターも多く販売されていて、「エアコンと一緒に使うといい。」と聞いたことがあると思います。
そのため、「サーキュレーターは扇風機代わりになるのかな…??」と、疑問に感じている方は多いのではないでしょうか??
サーキュレーターと扇風機は似ていますが、実は作られた目的が違います。
「目的が違っても、風を起こす機械だから扇風機代わりになるんじゃない?」と思う人がほとんどだと思います。
そこで、サーキュレーターは扇風機代わりになるのか、ならないのかのお話しをしていきたいと思います。
購入をするか迷っている方がいましたら、参考にしてみてくださいね。
サーキュレーターは扇風機代わりにならない3つの欠点
サーキュレーターと扇風機は、コンセントに差してボタンを押すと、風を送り込んでくれます。
そのため、「サーキュレーターは扇風機代わりになるのでは?」と、疑問に感じている人は多いのではないでしょうか?
私もつい最近、サーキュレーターを購入しましたが、「機能は同じだよね?何が違うの?」と思い、調べていたうちの1人です。
サーキュレーターと扇風機は使用用途が違い、使い方を間違えてしまうと効果を感じることができないことはご存じですか?
サーキュレーターが扇風機代わりにならない3つの欠点は、以下の通りです。
- 置き方や置く位置を間違えると効果がない
- 商品によって電気代が高くなってしまう
- 騒音問題
欠点だけを見てしまうと、購入することを見合わせようかと思う人もいるかも知れません…。
しかし、サーキュレーターの特徴や、正しい使い方を知ることで、効果的に使用する事ができます。
ここから、サーキュレーターは扇風機代わりにならない3つの欠点について、お話ししていきますね。
サーキュレーターと扇風機の違いは?
サーキュレーターは扇風機代わりになるのかのお話しする前に、違いについてお話ししますね。
皆さんは、サーキュレーターと扇風機の違いはご存じですか??
私は、サーキュレーターを購入する前は、何が違うのか知りませんでした。
サーキュレーターと扇風機は似ていますので、私のように何が違うのか知らない方が多いのではないでしょうか??
サーキュレーターと扇風機の違いは、以下の通りです。
- 部屋の空気を循環させることが目的
- 狭い範囲に強い風を送るように作られている
- 人が涼を取るための製品
- 広い範囲に穏やかな風を送るイメージで人に直接風を当てて冷却する
サーキュレーターと扇風機は、このような違いがありますので、ぜひ覚えておいてくださいね!
サーキュレーターの3つの欠点とは?
サーキュレーターは、空気を循環してくれるため、エアコンと併用すると効果的です。
しかし、先ほどもお話しした通り、サーキュレーターにも3つの欠点がありましたね。
- 置き方や置く位置を間違えると効果がない
- 商品によって電気代が高くなってしまう
- 騒音問題
「サーキュレーターにも欠点があるのに、なぜ家電量販店に行くと多くの商品が販売されているの?」と思いますよね。
今からサーキュレーターが扇風機代わりにならない欠点について、具体的にお話ししたいと思います。
置き方や置く位置を間違えると効果がない
空気を循環させるサーキュレーターは、置く場所によって、効果が感じられない場合があることを知っていますか?
私もサーキュレーターを購入する前は、「どこに置いてもいいんでしょ?」と思っていました。
効果的に使用するためには、サーキュレーターを置く場所はとても重要になってくることを、先に覚えておいてくださいね!
サーキュレーターの
おすすめの置き方は、
後ほどお話ししますね!
商品によって電気代が高くなってしまう
サーキュレーターには、モーターが2種類あり、違いは以下の通りです。
ACモーター | 電圧が一定周期で、プラスとマイナスに切り替わるため、電流の流れる向きが常に変化 |
DCモーター | 常に電圧が一定で、一方方向にしか電流が流れない |
具体的にACモーターとDCモーターの違いを表にしてみました。
DCモーター | ACモーター | |
電圧 | 直流電流 | 交流電流 |
風力 | 細かい調整が可能 | 細かい調整ができない |
消費電力 | 少ない | 多い |
運転音 | 静か | 大きい |
体の負担 | 少ない | 大きい |
価格 | 高い | 安い |
見た目は同じサーキュレーターでも、ACモーターとDCモーターでは、こんなにも違いがあることに驚いた方は多いのではないでしょうか?
私は、サーキュレーターを購入する際、ACモーターとDCモーターの違いを知りませんでした。
そのため、本体価格が比較的安いとされている、ACモーターのサーキュレーターをみていました。
しかし、ACモーターは細かい風力を調整することができません。
長期的に使用することを考えると、「風量を細かく調整できた方がいいかな?」と思い、DCモーターのサーキュレーターを購入しました。
現在、購入したサーキュレーターをエアコンと併用して使用していますが、風量の調節が細かくできるため、とても使いやすいです。
しかし、エアコンと併用していると
電気代が気になってきますよね…。
サーキュレーターの消費電力は、10w〜40w程度が主流です。
電気代は、1時間あたり1円程度ですので、扇風機とほとんど変わりありません。
また、サーキュレーターは、エアコンと併用で使用されることが想定されています。
実は、電気代が上がるのではなく、サーキュレーターを使用することでエアコンの稼働効率が上がります。
エアコンは1度温度設定を変えるだけで消費電力は5%〜10%変わると言われています。
そのため、夏では設定温度を1度上げることができ、冬では1度下げることができます。
そのため、サーキュレーターを
使用した方が電気代が下がる家庭が
多いそうですよ。
騒音問題
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させることが目的ですので、狭い範囲に強い風を送るように作られています。
そのため、扇風機と比べると運転音は大きく、気になる方も多いようです。
なぜサーキュレーターは、扇風機より運転音が大きいのでしょうか??
扇風機より運転音が大きい理由は、2つあります。
- サーキュレーターは扇風機よりファンの回転が早いから
- ファンの前方にある風切り羽が風に当たる構造だから
上記にあげた2つの理由で、サーキュレーターは扇風機より運転音が大きいようです。
私が購入したサーキュレーターは、私が購入した商品はこちらです。
こちらはDCモーターの山善の製品で、風量を5段階に調整できるものです。
1番弱い風〜4番目までの風では、サーキュレーターの運転音は気になりません。
しかし、1番強い風にすると、部屋は涼しくなりますが、運転音は大きいです。
運転音が大きいと聞いてしまうと、
心配になってしまいますよね。
私は、居間や台所で使用する時に使用していますので、夫と会話をしているやテレビの音などで気になることはありません。
起きているときは、
サーキュレーターの運転音は
気になりません。
しかし、就寝時に使用するとなると、サーキュレーターの運転音が気になり、眠ることは難しいのではないかと思います…。
就寝時に利用したいという方は、
扇風機の方が良いかもしれません。
サーキュレーターの効果的な使い方はある?
先ほど、サーキュレーターの置き方や置く位置を間違えると効果がないとお話ししました。
「サーキュレーターの置く場所は、どこでもいいんでしょ?」と思われがちだと思います。
しかし先ほどもお伝えした通り、サーキュレーターの効果を感じるためには、置く位置がとても重要なのです!
せっかく購入してエアコンと併用しても、効果を感じないのは嫌ですよね…。
ここから先は、サーキュレーターを効果的に使うためには、どうしたら良いのかを具体的にお話ししていきますね!
実は、サーキュレーターは夏に使用するものと思われている方も多いかと思いますが、冬も使用する事ができるので、1年を通して使用することができるんですよ!
サーキュレーターの夏と冬の使用方法をご紹介していきますね!
夏に使用する場合の効率的な使い方
冷房を使用すると、エアコンから冷たい空気が発生します。
しかし、冷たい空気は、下部に溜まりやすい性質があるそうです。
ですので、床に冷たい空気が
溜まってしまうのです…。
そのため、冷房を使用する際には、下部に溜まった冷気を循環させることが大切です。
ここから、サーキュレーターをどのように設置をしたら良いのか、お話ししていきますね!
- エアコンを背にしてサーキュレーターを設置する
このように設置をすることで、床に溜まった冷気が循環し、部屋全体が涼しくなります。
- エアコンを背にしてサーキュレーターを設置する
床に溜まってしまう空気をサーキュレーターで遠くに届け、2部屋を循環することで、どちらの部屋にも冷たい空気を届けてくれます。
エアコンと同じ部屋の空気を循環させる場合と2部屋(エアコンのない部屋)の空気を循環させる場合は、同じように設置することで、空気の循環をさせることができます。
冬に使用する場合の効率的な使い方
暖房を使用すると、エアコンから暖かい空気が発生します。
しかし、暖かい空気は、上部に溜まりやすい性質があるそうです。
ですので、天井に暖かい空気が
溜まってしまうのです…。
そのため、サーキュレーターの風を使って上部にある暖気を循環させることが大切です。
暖房を使用している場合のサーキュレーターは、どのように設置をしたら良いのか、お話ししていきますね!
- 部屋の隅からエアコンに向かって対角線上にサーキュレーターを設置する
天井付近に溜まりがちな暖気を動かし、部屋の空気を効率よく循環させることで、部屋が暖かくなります。
- エアコンのある部屋の中心にサーキュレーターを置き、真上に向けて風が吹くように設置する
真上に向けることで、下部に溜まった冷気を吸い込んで送り出し、上部に溜まった暖気と混ざり合うようになります。
そのため、エアコンのない部屋にも空気の流れが生まれ、部屋を暖かくしてくれます。
サーキュレーターと扇風機は、使用する用途が違いますが、正しく使うことで、季節を問わず私たちの生活を豊かにしてくれる便利アイテムです。
しかし、サーキュレーターにも欠点とすることがありますので、十分に理解をした上で、上手に使ってみてくださいね。
サーキュレーターが扇風機代わりになる3つの知恵袋!
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させて涼しくしたり、暖かくしたりするものですので、扇風機代わりにならないというお話しをしました。
しかし、使い方によっては、扇風機代わりになることもあるのを知っていますか??
「さっきは扇風機代わりにならないって言っていたのに、どっちがホントなの?」と混乱してしまった方もいるかも知れませんね…。
しかし、これからお伝えする3つの知恵袋を理解していただくと、サーキュレーターをさらに便利に使用する事ができるのです!
サーキュレーターの便利な3つの知恵袋は、下記の通りです。
- 洗濯物の乾燥
- 部屋の換気
- 梅雨の湿気対策や冬場の結露の軽減
なぜ、サーキュレーターを使用するだけで、この3つの問題が解決するのでしょうか?
その理由をお話ししていきますので、3つの知恵袋をぜひ覚えておいてくださいね!
洗濯物の乾燥
私たちが毎日身につけている洋服や手を拭くタオルなど、毎日洗濯し、清潔にしておく必要がありますよね。
晴れている日は、洗濯物を外に干す事ができますが、雨が降っている日は室内干しにしたり、洗濯乾燥機で乾かしたりしている人がほとんどだと思います。
室内干しをすると、
湿気も溜まってしまいますし、
臭いも気になりますよね…。
そんな時に活躍してくれるのがサーキュレーターです。
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させるだけでなく、狭い範囲に強い風を送るように作られています。
そのため、サーキュレーターの風を洗濯物に当たるようにするだけで、洗濯物を乾かす事ができます。
もちろん、扇風機で乾かすこともできますが、風量はサーキュレーターの方が強いです。
そのため、扇風機より早く洗濯物を乾かすことができるので、とても便利なのです!
部屋の換気
最近では、新型コロナウイルスの感染が爆発的になっていますので、こまめな換気が呼びかけられていますよね。
しかし、連日猛暑が続いていますので、窓を開けてしまうと外気温が室内に入り込んでしまいます…。
そのため、換気をしたくても室内に暑い空気が入ってきてしまうと思うと、なかなかできないと思う人は多いかと思います。
暑い空気が室内に入ってくると
換気しづらいですよね…。
サーキュレーターは、部屋の換気もすることができる優れものなんですよ。
サーキュレーターを使用して換気する方法は、以下の通りです。
- サーキュレーターを窓側に置く
- 外の風が室内に入るように、部屋の内側に向けてサーキュレーターを設置する
サーキュレーターは、後ろの空気を吸い込み、その空気を前へ放出する機能があります。
そのため、窓側にサーキュレーターを置き、その空気を部屋の中に取り込むようにすると、早く換気をすることができるのです。
サーキュレーターを使用することで
効果的に空気の換気をすることが
できるのは嬉しいですよね!
扇風機の風量では弱いため、サーキュレーターを使用する方が早く換気をすることができますよ!
梅雨の湿気対策や冬場の結露の軽減
ジメジメする梅雨時期は、不快に感じてしまう人は多いのではないでしょうか?
私も毎年梅雨の時期になると、ジメジメした空気に不快感を感じ、湿気対策として除湿剤を家のあちこちに設置しています。
また、冬の時期の窓の結露も、毎年頭を悩ませている人は多くいるかと思います。
我が家では、100円ショップで販売されている、カビを防止するマスキングテープを貼り、その上から結露防止シートを貼って対策をしています。
私と同じような対策をされている方は、多いのではないでしょうか?
実は、湿気と結露の対策にもサーキュレーターが活躍してくれます!!
湿気と結露それぞれの対策について、詳しくお話ししていきますね!
湿気対策
梅雨の時期は、湿気対策が必要ですよね。
湿気は、天井に溜まりやすい性質を持っています。
そのため、サーキュレーターの角度は斜め上に設定することで、部屋の空気が循環し、効率よく除湿することができます。
湿気は、家の中のあらゆるところに溜まってしまいますよね…。
- お風呂場
- 押し入れ
- クローゼット
- 玄関
こうした湿気の溜まりやすい場所にサーキュレーターを置くことで、湿気対策をすることができます。
また、サーキュレーターと一緒に除湿機と併用させることで、さらに効果を高めてくれるそうです。
除湿機を持っている方は、サーキュレーターと一緒に使用してみてくださいね。
結露対策
冬の時期に窓を見ると、結露が毎日のようについていることはありますよね…。
結露は、外の気温が低い時に、部屋の中の温度とエアコンやストーブなどで上げると室内と外の温度差で結露が発生します。
そこで、サーキュレーターを結露の気になる窓の前に置き、窓付近で空気の停滞を起こさないようにします。
この時に、注意するポイントがあります。
- カーテンを開けること
なぜ、カーテンを開ける必要があるのでしょうか?
その理由は、カーテンを閉めた状態でサーキュレーターを運転させても、空気の流れを遮断してしまう可能性があるからです。
そのため、カーテンを開けた状態で
サーキュレーターを
運転させることが大事なんですね。
サーキュレーターは、空気を循環し、快適な生活空間にすることだけでなく、工夫することによって、より便利にしてくれるアイテムです。
また、季節問わず1年通して使用できることや、洗濯を干す時にも活躍することは、主婦にとって嬉しいですよね!
ぜひ、毎日の生活の中にサーキュレーターを取り入れてみてはいかがでしょうか??
さまざまな場面で活躍してくれると思いますよ。
サーキュレーターを扇風機代わりに一人暮らしできる?
これから一人暮らしをする予定もしくは、したい方もいると思います。
一人暮らしでは、サーキュレーターを扇風機代わりとして、また、洗濯物を乾かす目的で購入している人が多くいるようです。
女性の一人暮らしの部屋では、
外に洗濯物を干すことに
抵抗がある人も多いですよね…。
instagramで「#一人暮らしサーキュレーター」と調べたところ、多くの人がサーキュレーターを愛用していることがわかりました。
また、サーキュレーターは、コロンとした見た目も可愛く、おしゃれなものばかりですので、ほかのインテリアにも馴染みます。
また、湿気・結露対策の目的でサーキュレーターを使用している人も多かったです。
簡単に対策することができるので
取り入れやすいですよね!
このように、一人暮らしの方でも「サーキュレーターがあってよかった。」という意見が多くありました。
一人暮らしの場合は、1Kや1DKなどの部屋を借りている方が多いかと思いますので、「エアコンだけで十分ではないか?」と思う方もいると思います。
しかし、サーキュレーターは、扇風機代わりとしてではなく、洗濯物を乾燥させたり、湿気対策で使用したりすることができます。
また、コンパクトなものが多いので、一人暮らしの部屋でも手軽に置くことができるのも人気の理由のようです。
これから一人暮らしを検討している方は、サーキュレーターを扇風機代わりとしてだけでなく、さまざまな場面で使用してみてくださいね。
まとめ
- サーキュレーターは、エアコンと併用することで、効果を発揮することができる
- 就寝時のみ使用したい人には、サーキュレーターは不向き
- 1年を通してサーキュレーターを使用することができる
- サーキュレーターは1人暮らしの人にも、おすすめの家電
サーキュレーターは、最近注目をされている生活家電のうちの1つです。
我が家では、今まで25度の設定でしたが、現在は27度設定にすることができました。
そのため、サーキュレーターを使用したことで、エアコンの温度を2度も上げることができています。
これは私のやり方ではありますが、エアコンをつけたばかりの時や、お風呂上がりの時は、暑いと感じてしまいますよね。
そうした時は、扇風機代わりとして、サーキュレーターの風量を中程度にして、涼を取っています。
このように、時と場合によって扇風機代わりとして使用することも1つの方法ではないでしょうか??
しかし、サーキュレーターにも扇風機代わりにならない3つの欠点があります…。
その欠点を理解することで、上手にサーキュレーターを使用することができるかと思います。
皆さんも、サーキュレーターを取り入れてみてはいかがでしょうか??
きっと快適な生活空間を手に入れることができると思いますよ。
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