悲報!!岩盤浴にはデメリットがあるって本当?正しい利用方法とは? | 豆ちし記

悲報!!岩盤浴にはデメリットがあるって本当?正しい利用方法とは?

美容
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近年、サウナが大ブームとなっていますね。

同じ汗をかく健康法で大人気なのが「岩盤浴」です。

うちの家族は温泉好きですが、そんなしょっちゅう行けないので、近所のスーパー銭湯をよく利用しています。

実は私スーパー銭湯に行くたびに、岩盤浴が気になってたんです。

ただ、入浴料に追加料金を払わないと岩盤浴には入れないので、我が家のお財布事情では厳しいかなって、泣く泣くあきらめていました。

美容と健康にいいと言われている岩盤浴ですが、実はデメリットもあります

デメリットがあると聞くと、利用するのをためらってしまいますが、大丈夫です。

正しい利用法を知っていれば、デメリットを上回るメリットが得られます。

そこで今回は、心置きなく岩盤浴を楽しむための正しい利用法をご紹介します。

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岩盤浴のデメリット6つを知ろう

そもそも岩盤浴とは、高温多湿の部屋で温められた天然鉱石の上に横になる入浴方法です。

天然鉱石から発する遠赤外線などの温熱効果を得ることができます。

作務衣のような専用の服を着たまま入浴するので、カップルにも人気となっています。

岩盤浴のデメリットは次のようなものです。

岩盤浴のデメリット
  • 施設が少なく、費用が高め
  • 脱水症状やのぼせなど体調不良の危険性がある
  • サウナに比べて爽快感が少ない
  • 思っているほどデトックスやダイエット効果がない
  • 衛生面に不安がある
  • 妊娠中や心疾患がある人などは利用できない

それぞれ詳しく見てみましょう。

施設が少なく、費用が高め

温泉や流行りのサウナに比べると、岩盤浴できる施設は数が少ないです。

岩盤浴だけを楽しむ施設もありますが、スーパー銭湯などに併設されている方が初心者には利用しやすいでしょう。

ただ併設されていても入浴料とは別料金のところが多く、残念ながらお財布には優しくありません。

回数券やクーポン券などをうまく使えばお得になります。

体調不良の危険性

岩盤浴は湿度70%前後、室温40℃~60℃程度の部屋で石に横たわる入浴方法です。

大量の汗をかくので、きちんと水分補給をしないと脱水症状を起こしたり、しっかり休憩取らないのぼせたり、最悪の場合、脳出血を起こす可能性もあります。

また、体調が悪くなったとしても、岩盤浴中は横になっているので、気付かれにくく危険というデメリットがあります。

無理は禁物です。

気分が悪くなったら、我慢しないで外に出るようにしましょう。

サウナに比べ爽快感が少ない

サウナは90℃~110℃、体の外側から暑さを感じ、一気に汗がふき出すものです。

対して岩盤浴は40℃~60℃、じわじわと体の内側から温められて、汗が出てくる入浴方法です。

やきとりをガスバーナーで外側から焼いても中は生の状態ですが、炭火焼にすると中からふっくら焼きあがるのに似ています。

体の外側から一気に負荷を負わせるサウナは、体の負担が大きい分、終わったあとの爽快感が増します。

一方、岩盤浴はサウナにくらべて体の負担が少ないといわれ、その分爽快感も少なめです。

サウナのような爽快感を求めている人には、物足りなく感じられるでしょう。

また、サウナは裸で入ることが多いですが、岩盤浴は専用の服を着て入るため、開放感はありません。

デトックスやダイエット効果はない

「デトックス」は体の中にたまった毒素(残留農薬、食品添加物、排気ガスなどの大気汚染物質)を、外に排出して健康な体を手に入れようという考え方です。

多くの岩盤浴施設では、デトックス効果を大々的にうたっていますが、実は汗をかくことによるデトックス効果はないことが医学的に分かっています。

汗に毒素はほとんど出てきません。

(汗2リットルに汚染物質は0.1ナノグラム以下といわれています。)

汗の主な成分は水と塩分などのミネラルです。

人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではありません。

その役割を担っているのは肝臓と腎臓です。

岩盤浴で内臓が温められた結果、肝臓と腎臓の働きが良くなることはあるかもしれませんが、大量の汗をかくことがデトックスにはならないことを知っておきましょう。

また、大量の汗をかくだけではダイエットにはなりません。

体の水分が汗で出た分、一時的に体重が減るかもしれませんが、水分補給すれば元に戻ります。

人間は楽をしたい生き物なので、岩盤浴が「寝てるだけでダイエットになる」といった情報に飛びつきたい気持ちはよく分かります。

ですが、岩盤浴だけでは思ったほどダイエット効果はないので注意しましょう。

衛生面に不安がある

岩盤浴は美容と健康にいいと女性に人気となり、全国的に広まりました。

ほとんどが良い施設なのですが、中には掃除が行き届いていないのでは?と疑われるような残念な施設もあるようです。

岩盤浴は高温多湿な空間になるので、菌が増えやすい環境であることは否定できません。

加えてお湯を使わない入浴方法なので、浴場の菌が洗い流されにくいデメリットがあります。

過去には「岩盤浴は雑菌だらけ!」と週刊誌で取り上げられたことも…

中に入らないと実際は分からないこともありますが、設備からある程度分かる部分もあります。

次のような岩盤浴の施設は、衛生管理がきちんとできていない可能性があるので注意が必要です。

  • 普通の雑居ビルを改造して作られている
  • 匂いがきつい
  • 薄暗い
  • 24時間営業かそれに近い営業形態である
  • シャワーを使わないようすすめている

清掃を徹底しておこなっているところでも、岩盤浴の設備の形状を考えると毎回隅々まで消毒するのは無理があります。

感染が不安だったり、免疫力が下がっている人は利用しない方が良いでしょう。

利用できない人もいる

健康に良いとされる岩盤浴ですが、次のような人はデメリットの方が大きいため、利用をひかえたほうが良いでしょう。

  • 心疾患を持っている人
  • 血圧に異常がある人
  • 持病がある人
  • 妊娠中
  • 生理中
  • 飲酒をしている
  • 体調が悪い、疲れている人

岩盤浴で体を温めると血行がとても良くなります。

心臓に負担がかかることにもなるので、心疾患の人は利用できません。

また、高血圧や低血圧の人も、急な血流量の変化で気分が悪くなる可能性があります。

その他持病がある人は医師に相談し、利用できるか判断してもらうと安心です。

妊娠中は高血圧になる可能性が高くなりますし、胎児を異物として排除しないよう体の免疫力が下がり、病原菌やウィルスを拾いやすくなります。

前述のように、岩盤浴はどうしても衛生面がむずかしい施設なので、妊娠中は利用しない方が良いでしょう。

妊娠中でない女性も、生理中は貧血を起こすことがあるので、利用しない方が良いです。

そして当然ですが、アルコールが回りやすくなるため、飲酒している人は利用できません。

また、体調が悪い人は無理して岩盤浴をしてはいけません。

昔は「風邪をひいたら汗をかいて治す」といわれていたけど、それは間違いですよ。

汗をかくと体に負担がかかり悪化しますし、共用している設備で周りの人にウィルスをまき散らす行為になりますので、利用をやめてください。

疲れている人、とくに寝不足が続いているような人が岩盤浴をすると、熱中症のような症状を引き起こす可能性があります。

体調の良いときに、より健康になるために岩盤浴を利用しましょう!

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岩盤浴のデメリットに勝るメリット

岩盤浴の怖いデメリットばかり話してしまいましたが、もちろんメリットもあります!

岩盤浴のメリット
  • 血行促進
  • 冷え性の改善
  • むくみの改善
  • 肩こりの改善
  • 自律神経を整える
  • 美肌効果

血行を促進する

岩盤浴は体の内側から温められるので、血行が促進されます。

血の巡りが良くなることで、全身に酸素と栄養素が行きわたり、老廃物の除去がスムーズに行われるようになります。

また、臓器の働きも活発になるので、便秘が解消されるといった効果も期待できますよ。

冷え性の改善

夏でもエアコンや冷たい飲み物・食べ物によって体の深部が冷えている人が増えています。

私もそうですが、女性は冷え性の人が多く、冬はもちろん夏もつらいですよね?

岩盤浴は体の内側と外側、両方から温められるので、冷え性の改善につながります。

また血行が促進されることによって、体の隅々まで熱エネルギーが効率よく運ばれるので、岩盤浴から出たあとも体がぽかぽかする状態が続きます。

むくみの改善

岩盤浴では大量の汗をかくので、余計な水分も出やすくなります。

また、体の芯から温められることで血行が良くなり、血液が老廃物を腎臓まで運んでくれるようになるのです。

その結果、利尿作用が高まり、むくみが改善されて体がスッキリします。

肩こりの改善

デスクワークなどによるつらい肩こり、実は血行不良が原因です。

血行不良により必要な酸素や栄養素が筋肉に運ばれず、筋肉がこり固まってしまうために起こるのです。

岩盤浴で血行が促進されることによって、肩こりも改善されます。

自律神経を整える

ストレスがたまったり、緊張で交感神経が優位な状態が続くと自律神経が乱れます。

岩盤浴で体が温められると、血管が拡がり血行が良くなります。

副交感神経が優位に働いている状態になるので体がリラックスし、自律神経を整えることができるのです。

自律神経が整うと、体の機能がきちんと働くようになり、夏バテ予防にもつながります。

美肌効果

岩盤浴の高温多湿な環境が毛穴を開かせ、発汗によって酸化した皮脂が流れやすくなります。

また、多くの肌トラブルは、新陳代謝の衰えが原因で起こると言われています。

新陳代謝の衰えとは、新しい細胞を生み出す力が弱っているということです。

岩盤浴によって血行が促進されると、細胞が必要としている栄養や酸素を十分に送ることができ、新陳代謝を活性化します。

顔色も明るくなり、目の下のクマも改善されます。

岩盤浴は美肌作りにも効果大です。

岩盤浴のメリットがある入り方

岩盤浴のメリットを得るためには、正しい利用方法を知っておきましょう。

岩盤浴を楽しみたいけど、何を持っていけばいいの?

はじめてだとよく分からないですよね?

そんなあなたは以下の持ちものリストをチェックしてください。

岩盤浴の持ちものリスト
  • 必須なもの
    • フェイスタオル 2枚~3枚(汗ふき用・入浴用)
    • 飲み物
    • 現金(小銭を用意。ロッカーや自販機などで使います)
    • 化粧品
    • ビニール袋
  • 場合によって必要なもの
    • 下着…岩盤浴中に下着をつける場合は、替えが必要です
    • 洗面用具、基礎化粧品
    • シャンプー、トリートメント
    • マスク2枚~3枚…入浴中マスク着用を求められた場合、替えが必要です

ちなみに、岩盤浴中に着る専用の服や寝るときの大判タオルは入場料に含まれてます。

持ちものをしっかり準備できたら、次は岩盤浴の正しい入り方を見てみましょう!

初心者は加減が分からず、つい無理をしてしまいがちです。

体調不良などのデメリットがあることも忘れてはいけません。

デメリットがメリットを上回ってしまったら、岩盤浴を利用する意味がなくなってしまいます。

正しい岩盤浴の入り方
  1. 入浴前に100ml~150mlの水分補給をする
  2. シャワーや足湯に浸かって体を温め、汗を出しやすくする
  3. いよいよ岩盤浴!まず「うつぶせ」で5分~10分程度
  4. 次に「あお向け」で10分~15分程度
  5. 岩盤浴から出て「休憩」10分~20分程度
  6. 1~5を2回~3回繰り返す

【注意】岩盤浴中もこまめな水分補給を忘れずに!トータルで500ml~600mlはとるようにしましょう。

岩盤浴中は石にピッタリと体をつけるように横たわる方が良いですよ。

コロコロと体の向きを頻繁に変えてしまうと岩盤浴の効果が得られません。

岩盤浴場内はスマートフォン、腕時計は持ち込まない方が良いでしょう。

高温や湿度、大量の汗によって故障するリスクがあります。

施設によっては、休憩場所にマンガが置いてあったり、ゲームが貸し出されていてゆっくり過ごすことができます。

いようと思えば一日中いることができますが、長くても90分以内におさめた方が岩盤浴のメリットを得やすいようです。

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岩盤浴のデメリットはヨガにもある?

岩盤浴に慣れてきて、ただ寝ているだけという状態が物足りなくなってきたら、「岩盤ヨガ」に挑戦するのも良いでしょう。

岩盤ヨガは岩盤浴の環境でおこなうヨガのことです。

といっても、岩盤浴施設で勝手にヨガをするわけではありません。

通常の岩盤浴より少し温度を下げた35℃前後、湿度60%前後の専用スタジオの中でおこないます。

自然鉱石の遠赤外線効果がありながら、体を動かしやすい温度設定です。

よく似ている「ホットヨガ」との違いは、人工か天然鉱石かという点です。

人工的に温度を上げたホットヨガよりも、天然鉱石の遠赤外線効果がある岩盤ヨガの方が、体の内側、深部から温まりやすいというメリットがあります。

体の温まり方の違いは、サウナと岩盤浴の違いにも似ています。

岩盤浴もリラックス効果がありますが、岩盤ヨガはヨガ特有の深い・一定リズムの呼吸によって、よりリラックスすることが可能です

心身のバランスも整えられるでしょう。

岩盤ヨガで体を動かすことにより、痩せやすい体を手に入れることもできます。

岩盤ヨガをしない方が良い人は、心疾患や高血圧、妊娠中など岩盤浴をしない方が良い人と同じ条件となっています。

岩盤ヨガのデメリットは実施しているスタジオが少ないこと、汗を流すためのシャワーや入浴施設が併設されていない場合があることです。

このデメリットを考えると、自宅の近所に岩盤ヨガスタジオがある人以外は、ちょっと通いにくいですね。

また、岩盤浴も岩盤ヨガも継続的に通うことで、より効果が実感できますが、毎日行くと体への負担がかかり、汗腺障害などデメリットの方が大きくなります。

理想は週に1回程度、多くても週に2回~3回までにとどめておきましょう。

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まとめ

  • デメリットを理解した上で、岩盤浴を上手に活用しよう
  • 岩盤浴にはデメリットを上回るメリットがあり、美容と健康に良い
  • 岩盤浴に慣れてきたら、岩盤ヨガにも挑戦してみよう

岩盤浴はもともと屋外の岩山でおこなわれていましたが、天候に左右される、山奥に行かなければならないといったデメリットがありました。

現在の岩盤浴はスーパー銭湯にも併設され、気軽に利用しやすくなっています。

お財布と相談しながら、あなたに合った岩盤浴を楽しんでください。

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