必見!!蟻に噛まれたところがチクチク痛い!!こんなときの対処法とは? | 豆ちし記

必見!!蟻に噛まれたところがチクチク痛い!!こんなときの対処法とは?

生き物
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「もしかして、蟻に噛まれた?!なんかチクチク痛い!」

こんなとき対処法が分からなくて困ってしまいますよね?

外にいて、蟻に噛まれた!もしくは刺された!ということ、実は結構あります。

日本では童謡に歌われていることもあり、蟻は身近でかわいい虫としてイメージされがちです。

でも蟻はスズメバチの親戚にあたる虫です。

中には強いあごや毒針を持つ種類もいて、世界では攻撃的で怖い生き物として認識されています。

蟻に噛まれた、チクチク痛いときでも、対処法を知っておけば安心です。

そこで今回は、蟻に噛まれたところがチクチク痛いときの対処法や薬、危険な蟻の種類、蟻に噛まれないための対策を調べてみました。

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蟻に噛まれたチクチク痛いときの対処法

蟻に噛まれたまたは刺されたときの対処法は次のようにしてみてください。

蟻に噛まれたときの対処法
  1. 傷口を流水でよく洗い流す
  2. 抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟こうがあれば傷口に塗る
  3. 患部を冷やす
  4. 医療機関を受診する

傷口を流水でよく洗い流す

蟻は種類によっては毒を持っています。

そのままにしておくと、傷口が化膿したり、毒が体中に回る可能性があります。

蟻に噛まれたり刺されたりしたとき、まず最初の対処法として、傷口を流水でよく洗い流してください。

蟻が皮ふに留まっていた場合も、水で流されて落ちるはずです。

万が一落ちない場合は、ピンセットなどを使って取り除いてください。

蟻を素手でつまんだり振り払ったりすると、手にも攻撃される恐れがあります。

可能であれば、スマートフォンなどで蟻の写真を撮っておくと、後で皮膚科に行ったときに説明しやすいです。

薬があれば塗る

蟻に噛まれたり、刺されたりするとチクチク痛いのが続いたり腫れ上がったりします。

炎症を抑えるため、抗ヒスタミン剤の成分を含むステロイドの軟こうがあれば傷口に塗りましょう。

塗った薬は忘れないようメモするか写真を撮る、または実物を持参して皮膚科の医師に見せてください。

該当する薬が無ければ、何も塗らない方が良いです。

特にオロナインは、蟻に噛まれた傷口に塗ると、悪化しますのでやめてください。

患部を冷やす

蟻に噛まれたあとチクチク痛いのは傷口が炎症している証拠です。

熱を持っているので、患部を冷やしてください。

氷のうか保冷剤、濡らしたタオルでもかまいません。

冷やすことで痛みが軽減しますし、かゆみの症状を抑えることもできます。

ひっかくのはNG

かゆみがあるからと言って傷口をひっかくのは絶対ダメです。

細菌感染を引き起こしたり、とびひの症状が出たり、傷跡が残ったりします。

医療機関を受診

蟻の毒で、重篤なアレルギー症状であるアナフィラキシーショックを起こす人もいます。

蟻の毒はハチの毒と似た成分が含まれているので、以前ハチに刺されたことのある人は注意が必要です。

蟻に噛まれたか刺されてから20分~30分の間に、息苦しさ、動悸、めまい、吐き気、冷や汗、じんましんなどの症状が現れたら、すぐ医療機関を受診してください。

また、アナフィラキシーショックがない人も、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

その際「蟻に噛まれた(刺された)」ことを必ず伝え、蟻の写真やどんな薬を塗ったかも伝えると、適切な治療をしてもらえます。

市販薬でチクチク痛い症状が治まることもありますが、専門家に診てもらい、処方してもらった薬の方が良く効くし、治りも早いです。

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蟻に噛まれたチクチク痛いときの薬

蟻に噛まれたあとチクチク痛いけど、すぐに皮膚科に行けないときの対処法としては、市販薬で一時的に症状を和らげておきます。

ただしアナフィラキシーショックが出てない場合の対処法です。

次のような成分の入った虫刺されの薬を使うと間違いありません。

<虫刺されの薬に含まれる成分>

分類はたらき成分表示
ステロイド炎症をしずめる
毛細血管をひきしめ皮膚の赤みやかゆみを取る
プレドニゾロン酢酸エステル
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
デキサメタゾン酢酸エステル
ヒドロコルチゾン酢酸エステル
抗ヒスタミンヒスタミンの働きを和らげかゆみをしずめるジフェンヒドラミン塩酸塩
クロルフェニラミンマレイン酸塩
抗炎症成分炎症を抑えるサリチル酸メチル
グリチルレチン酸
局所麻酔成分知覚神経に作用
かゆみを抑える
ジブカイン塩酸塩
リドカイン
かゆみ止めかゆみを抑えるクロタミトン
殺菌成分皮膚のかき壊しによる細菌感染を抑えるイソプロピルメチルフェノール
クロルヘキシジン塩酸塩

蟻に噛まれたところがチクチク痛いときの対処法として、おすすめの市販薬はこちらです。

蟻に噛まれたのがお子さんで、チクチク痛いだけでなく、かゆみの症状が現れるとどんなに言い聞かせても、ついかきむしってしまいますよね?

そんなときの対処法として便利なのが、かゆみ止めパッチです。

傷口にかゆみ止めパッチを貼っておくと、かき壊しによる細菌感染やとびひを防ぐことができます。

かわいいポケモンの柄が印刷されているので、貼るときにお子さんも嫌がらないはずです。

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蟻に噛まれたチクチク痛い位は大丈夫?

蟻に噛まれたあと「チクチク痛いけど、たかが蟻だし、まぁ大丈夫だろう!」と油断してはいけません。

身近にいる蟻ですが、あまり知られていないものも多くいます。

蟻は世界中に10,000種以上いると言われ、日本だけでも295種存在しています。

その中には「蟻に噛まれた!でも大丈夫」ではない攻撃的な種類もいるのです。

日本にいる蟻について一般的な生態を知っておくと、危険な蟻に対する対処法も分かって安心です。

蟻の生態

蟻はざっくり2種類に分かれます。

雑食性の蟻と吸蜜性の蟻です。

蟻の種類
  • 雑食性の蟻
    • 虫の死骸を好んで食べる
    • エサ(ミミズや虫の死骸)を持って運ぶ
    • 民家周辺に多い
  • 吸蜜性の蟻
    • 砂糖や蜜を好んでなめる
    • エサを持って運ぶことは少ない
    • 雑木林など周辺に緑のある所に多い

雑食性の蟻の方が民家周辺にいて、遭遇する可能性が高いです。

蟻の繁殖

蟻は冬眠はしませんが冬場は動きが鈍くなり、春から活発化して増え始めることが多いです。

1か月~2か月で卵→幼虫→さなぎ→成虫へと成長します。

日本の蟻は春から初夏にかけて女王蟻が卵を産み続け、夏になると羽化したオスとメスが飛び立ち(結婚飛行)、新たな場所で集団(コロニー)を作ります。

蟻の社会性

蟻は社会性を持つ昆虫です。

女王蟻を中心に卵や幼虫の世話をする働き蟻、エサを捕る働き蟻、それらを監督する兵隊蟻、繁殖のためのオス蟻…と役割分担し集団で生活しています。

巣の外にいる蟻はほんの一部で、蟻全体の3%に過ぎません。

蟻の大部分である残りの97%は巣の中で活動しています。

蟻たちはフェロモンを出して仲間内で情報交換し、エサの在り処や危険を知らせています。

巣を壊されるなど危険が迫ったことを察知すると、集団で襲い掛かってくるのです。

大丈夫だと思って地べたに腰を下ろしたら、狂暴な蟻の巣の上だったなんてシャレになりません。

蟻を巣ごと退治したいときの対処法は「アリの巣コロリ」がおすすめです。

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日本で見られる危険な蟻

日本でよく見られる蟻は危険性が低いクロオオアリやクロヤマアリです。

日本人が蟻と聞いて思いうかべるのは大体この2種類でしょう。

日当たりの良い乾燥地に巣を作っているので公園や校庭などでも見かけますが、お子さんが触ってしまっても大丈夫な種類の蟻です。

注意

クロオオアリやクロヤマアリは、強くつまむとお腹から「蟻酸(ぎさん)」と呼ばれる酸っぱい汁を出すことがあります。

蟻酸は目に入ると失明のおそれがあるので、触れてしまった手は流水でよく洗い流してください。

在来種の中にも毒針を持つ蟻がいますが、積極的に人を襲うことはなく、遭遇することはまれです。

万が一刺されて痛い思いをしても、ほとんどの人が数日で腫れが治まります。

オオハリアリ

日本原産の蟻です。

体長4mm~5mmで、大アゴと脚が明褐色、他の部分は黒色です。

毒針で刺されると激痛、チクチク痛いというよりはズシンとくるような痛みで、患部は赤く腫れて熱を持ちます。

積極的に人を襲うことはないですが、庭仕事等でまれに刺されることがあるので注意が必要です。

数日で症状は治まりますが、アナフィラキシーショックを起こした症例もあります。

刺されたら医療機関で診てもらいましょう。

朽木に巣を作り、シロアリを主に食べてくれるので益虫とされています。

本州南岸、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島に生息しています。

クシケアリ

原産地不明ですが、東南アジアの北部全域と高山地帯に分布しています。

日本では東北より北の寒い地域で確認されることが多いです。

体長5mm程度で黒褐色をしています。

毒針を持ち、オオハリアリより強い毒性があると言われています。

人を積極的に襲うことはなく、オオハリアリより刺される被害報告は少ないです。

ゴマシジミという蝶と寄生関係にあり、この蝶の幼虫はクシケアリの幼虫を食べて育ち、クシケアリはこの蝶が出す分泌液をエサにします。

イエヒメアリ

原産地はアフリカまたはインド周辺か南米とされますが、詳細は不明です。

現在、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、東南アジアなど世界全域に分布しています。

体長2mm~2.5mmで、全体的にうすい黄色です。

かわいい名前とは裏腹に微細な針を持ち、何度も刺してくるのでチクチク痛いです。

肌が敏感な人だと赤く腫れることもあります。

菓子、残飯から魚の干物まで、人間の食べ物はなんでも食べる雑食性で、寒いところが苦手なのであたたかい屋内に侵入してきます。

家屋の壁内部、木製家具や押し入れの中、床板の間などに巣を作ります。

1つのコロニーに複数の女王蟻が存在し、屋内の色々な場所に分散生息するので駆除しづらい厄介者です。

日本では本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島で生息しています。

アギトアリ

幻の蟻と言われ、森林に生息し人目につくことは滅多にありません。

体長は10mmほどで茶褐色~黒褐色をしています。

毒針を持ち、刺されるとオオハリアリよりも痛いとされます。

アギトアリの特徴は180度に開く大きなアゴで、閉じるスピードは世界最速クラスと言われ、この蟻に噛まれた昆虫は逃げられません。

主に屋久島、種子島、鹿児島県の一部地域に生息しています。

特定外来生物などの危険な蟻

近年、外国船や飛行機の積み荷にくっついて、人を襲うような危険な外来種の蟻が日本に上陸するようになりました。

国として特定外来生物への指定をするなど、警戒しています。

水際ギリギリで繁殖を抑え込んでいるものもあれば、日本で巣を作り定着してしまった種類の蟻もいます。

<特定外来生物>

外来生物法に基づき国が指定した生物のこと。

飼養・運搬・保管・輸入・譲渡・放出等が規制されている。

外来生物のうち、生態系を破壊したり、人の生命・身体、農林水産業への被害をもたらすものや、そのおそれがあるものの中から指定される。

ヒアリ

アメリカで毎年100人以上の死者を出し、「殺人蟻」とも呼ばれる危険な蟻です。

南米原産の蟻ですが、アメリカ、カリブ諸島、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、中国に生息地が広がっています。

一度定着されると根絶が極めて困難とされ、現在ニュージーランド以外では根絶できていません。

体長2.5mm~6mm、全体的につやのある赤褐色をしています。

草地などに直径25cm~60cm、高さ15cm~50cmの蟻塚を作るのが特徴です。

毒針を持ち、刺された瞬間に焼けるような激しい痛みを感じ、チクチク痛いのが続きます。

刺された部位に小さな赤みが出てきて、翌日には赤みの中央に膿がたまり、かゆみを伴うこともありますが、ひっかいてはダメです。

対処法としては患部を濡れタオルや保冷剤で冷やし、早急に医療機関を受診することです。

刺されてから20~30分は安静にして、体調が悪くならないか注意観察してください。

ハチに刺されたことがあるなどアレルギーを持つ人は、ヒアリに刺されると全身にかゆみを伴う赤みやミミズ状の腫れなどのじんましん症状が出ます。

さらにアナフィラキシーショックを起こすと、呼吸困難や腹痛症状が出て、進行すると血圧が急に低下し、意識を失うこともあるんです。

処置が遅れると命を落とす危険があるので、救急車を呼ぶ必要があります。

ヒアリは国内で2017年6月兵庫県尼崎市にて初めて確認されました。

今のところは主要港湾等で侵入を警戒し、日本に定着はしていません。

アカカミアリ

アメリカ原産の蟻です。

体長は3mm~5mm、頭が褐色でその他の部分が赤褐色という見た目から、ヒアリと間違われることもあります。

ヒアリと同じように毒針を持ち、刺されると水泡状に腫れ上がります。

ヒアリほど毒性は強くないですが、中にはじんましん症状が出る人もいるので、医療機関への受診が必須です。

毒針で人を刺す、集団で水に浮かんで移動するなど、ヒアリに似た性質を持ち、強い生命力があります。

国内では硫黄島や沖縄で生息が確認されています。

アルゼンチンアリ

南米原産の蟻です。

体長2mm~3mm、黒に近い茶褐色をしています。

雑食性で攻撃性が高く、とても素早い動きをしています。

毒針は持っていませんが、噛む力がとても強く、噛まれると激痛で跡が残ることもあるようです。

土の中以外にも巣を作るので、屋外にマット、植木鉢、ブロックなどが置いてある人はその下に巣を作られないよう気をつけた方が良いです。

1つの巣にたくさんの女王蟻がいて、大軍団になる特徴があります。

他種の蟻やハチの巣、鳥の巣にも侵入し壊滅させる恐ろしい蟻で、生態系を破壊します。

国内では1993年広島県廿日市市で初めて初めて確認され、現在は東海・関西・中国地方で生息しています。

蟻に噛まれないための対策

いくら対処法を知っていたとしても、蟻に噛まれたり刺されたりするのは嫌ですよね。

蟻に噛まれないようにあらかじめ対策をしておくと安心です。

特に屋外活動時は、以下のことに気をつけてください。

  • 肌の露出を避ける
    • 長そで長ズボン、靴下を着用
    • 屋外では帽子、サングラス、マスク、首にタオルをまく
  • 虫よけスプレーをする
  • 地べたに直接座ったり、寝そべったりしない
  • 片付けやこまめな掃除
    • 食べ物を出しっぱなしにしない
    • 食べこぼしをそのままにしない
  • 屋外にサンダルや靴を出しっぱなしにしない
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まとめ

  • 蟻に嚙まれたときチクチク痛いなら、適切な対処法をとる
  • 蟻に噛まれたときチクチク痛い症状は、薬で和らげる対処法がある
  • 危険な蟻に噛まれたらチクチク痛い場合もある

蟻は童話や童謡にも登場し、子どもにとって親しみやすい虫なので、気軽に触ってしまいがちです。

でも実は攻撃的で恐ろしい一面も持った虫で、対処法を間違えると大変なことになります。

蟻の傾向と対策をしっかり踏まえたうえで、うまく付き合っていくことが大切です。

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