バドワイザーの味は薄い?特徴や味が変わったところを徹底比較! | 豆ちし記

バドワイザーの味は薄い?特徴や味が変わったところを徹底比較!

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バドワイザーというビールをご存知でしょうか?

バドワイザーはアメリカのビールですが、コンビニにも売っていることが多いので、ビールを知らない人でも缶のパッケージだけは見たことがある方もいるかと思います。

私もビールが大好きなのでもちろん飲んだことはありますが、特に夏フェスに行くとバドワイザーがスポンサーをしていることが多く、バドワイザーは夏フェスのイメージが強いです。

そんなバドワイザーですがある時を境に味が変わったと感じている人がいるようです。

何がきっかけで、どのように味が変わったのでしょうか?

味の特徴を確認しつつ、どのあたりが変わっているのかを比較してみましょう。

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バドワイザーの味は薄い?特徴は?

バドワイザーはピルスナーという種類のビールです。

バドワイザーはスッキリとした飲み口が特徴なので、日本のビールを飲み慣れている、かつ日本のビールが大好き、という方からすると、味が薄いと感じることが多いです。

私が初めてバドワイザーのビールを飲んだのは、成人してから初めて行った2015年のROCK IN JAPAN FESRIVALですが、「いつも飲んでいるビールよりも味が薄めだな」と感じました。

ですが夏フェスや野球場など、暑い時期に飲むものとしては飲みやすいので私はとても好きなビールです。

バドワイザーはクリアな味、軽いのどごしが特徴ですので、ガッツリとしたのどごしをセールスポイントにしている製品の多い日本では味が薄いと感じることが多いのでしょう。

日本のビールの味が苦手、苦味が強くて飲めない、という人にも、おすすめのビールです。

ビールの種類

ビールは大きく分けるとラガーとエールの2種類になります。

そのラガーの中に含まれているのがピルスナーで、反対にエールの中にはIPAやペールエールなどが含まれます。

少し前からクラフトビールが流行ってきていますので、缶に「IPA」や「ペールエール」などの記載があるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

エールは苦味が特徴のビールで、ヨーロッパの地ビールなどでよく売られています。

日本のクラフトビールもエールが多いですね。

反対にピルスナーはホップが効いた軽い飲み口の淡色のビールで、日本のビールにも多い種類です。

  • ラガー:下面発酵で作られている、比較的新しいビール。低温で発酵されるため雑菌が繁殖しにくく製造管理がしやすい。大量生産向き。
    • ピルスナー
    • シュバルツ
    • ボック
  • エール:上面発酵で作られている、歴史の古いビール。高温で短期間で発酵するため芳醇で濃厚、苦味が強いのが特徴。クラフトビールに多い。
    • ペールエール
    • IPA
    • スタウト
    • ヴァイツェン
    • ベルジャンホワイト

エールとラガーは発酵方法も違いますが、使っている酵母も違います。

ラガー、特にピルスナーは大量生産しやすいため、今では世界中で最も普及しているビールの種類になっています。

日本のビールもほとんどがラガーの中のピルスナーです。

ただ日本のビールは辛口のものが多く、飲むとずっしりとした感覚というか、苦味やアルコールを感じるものが多いと個人的には思っています。

バドワイザー独自のこだわり製法

バドワイザーが薄いと感じる人が多いのは、その独自の製法に理由があります。

通常ビールを醸造するときは約20日の時間をかけるのですが、バドワイザーは約30日もかけて醸造をしています。

ゆっくりと醸造することによって調和の取れた味と香りが生まれ、スムーズでスッキリとした味わいが出来るのです。

またバドワイザーの特徴として、ブナの木を使った独自の製法があります。

熟成時にブナの木を使うことで、酵母がビールと触れる面積が広がり、発行がスムーズに進むので、フルーティーな香りと独自の味覚を作り出しています。

その他の厳選された素材と一緒に熟成をすることで、バドワイザーならではの洗練された軽い飲み心地を実現しているのです。

ただ味が薄いのではなく、軽い飲み心地にこだわり抜いていることが、世界中で愛されている理由です。

ちなみに日本でブナの木を使ってビールを作っているのはクラフトビールが多いですが、その理由としてはブナの木を使うことでスモーキーな風味を出すことです。

同じ材料を使っていても全く違う味になるのはとても面白いですよね。

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バドワイザーの味と似てるビールは?

バドワイザーと味が似てるビールとしてはハイネケンが挙げられることが多いです。

細かく比べてみるともちろん全く違うビールなのですが、あまりビールを飲まない方からすると味や飲んだ感じは似てると思う方も多いでしょう。

どちらもビールをあまり飲まない人、ビールの苦味が得意ではない人にはおすすめのビールです。

ハイネケンの特徴とバドワイザーとの違い

ハイネケンも外国のピルスナーのビールで、本社はオランダにあります。

バドワイザーとは異なり、エールタイプの種類もありますが、日本でよく目にするハイネケンはほとんどピルスナータイプで、さっぱりとした軽い飲み口で飲みやすい味が特徴です。

バドワイザーは醸造に30日ほど時間をかけていると先程お話しましたが、ハイネケンの醸造も28日と長い時間をかけられています。

またバドワイザーではブナの木を使って酵母に触れる面積を増やしていましたが、ハイネケンは独自のA酵母という素材を使っています。

A酵母によって広い面積で熟成の活性化を促すことができ、バランスの取れたクリアな味わいを生んでいるのです。

このように製造されるプロセスやこだわっている素材が似てるからこそ、味も似てると感じる人が多いのではないでしょうか。

様々な国のビール

ビールの味の違いは、生産されている国の違いも大きくあります。

バドワイザーの本社があるアメリカでは、苦味を好まない人が多く、ビールに求める味にも「苦味が弱め」「後味が良い」「すっきり爽快」という調査結果があります。

ハイネケンの本社があるオランダではフルーティーでスッキリとした飲みごたえのビールが多いので、飲みやすいことが特徴です。

一方で日本では、麦芽の風味やホップの風味があることを重視している人が多い傾向にあります。

ホップはビールに苦味と香りを、麦芽は使う種類によってうま味や香りに変化をつける役割があります。

一般的に麦芽が含まれている量で、発泡酒かビールかが決まっており、麦芽比率が50%以上だとビールと定義づけられます。

きめ細かな泡立ちにもホップと麦芽は必要不可欠な存在です。

日本のビールのCMでは、よく「ホップの苦味が〜」「麦芽100%〜」「神泡」などといったワードが使われますよね。

これはアメリカやオランダなどではあまり見ないセールスポイントかもしれません。

それぞれ国によって好まれる味覚や風味が違うため、ビールにも味の違いがあるのが面白いところですが、それでも似てるビールがあるのもまた面白いですよね。

バドワイザーやハイネケン以外に有名なピルスナーだと、ドイツのビットブルガーというビールがあります。

日本のピルスナーはドイツのピルスナー(ジャーマン・ピルスナー)の影響を大きく受けており、このビールも日本のビールに似た爽快感や苦味が特徴のビールです。

外国のビールが好きな方は見たことのあるパッケージなのではないでしょうか?

日本のビールだと、個人的にはキリンのハートランドが好きです。

ハートランドは麦芽100%使用、アロマホップ100%使用にこだわって作られています。

今までご紹介したようなスッキリとした飲み口に、日本人好みのほのかな苦味も加わった、飲みやすいのに複雑な味をしています。

ハートランドは瓶に「キリン」と書かれていなかったり、外国のビールのような見た目だったりと、日本のビールであることを長い間知らなかった人もいるのではないでしょうか。

ハートランドを置いているお店も少ないし、スーパーで売っていることも少ないので、見つけると思わず頼んでしまうビールです。

また日本でピルスナーが主流になったのは、高温多湿の気候に、ピルスナーのスッキリとした飲みごたえや苦味の爽快感が受け入れられたから、という説もあります。

夏になるとビールが美味しくなると感じるのはこのような理由もあるのでしょうか…

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バドワイザーの味が変わった!?

バドワイザーはもともと、日本ではバドワイザー・ジャパンという企業が生産をしていましたが、バドワイザー・ジャパンが解散した後、キリンがライセンス生産や輸入をしていました。

2018年末にキリンの日本製バドワイザーの生産が終了し、2019年からバドワイザー本社からの輸入のみとなっています。

味が変わったと感じるのは、日本でバドワイザーの生産がされなくなり、本国で作られているものの輸入のみに変わったことが大きな要因でしょう。

先ほどお話したとおり、日本で作られているビールと外国のビールは同じピルスナーでも味が違いますので、キリン製のバドワイザーは日本人好みの味だったのではないでしょうか。

多少苦味が強く感じられ、国産のビールに似たような風味や味覚を味わえるのが2018年までのバドワイザーでしたが、アメリカ産の輸入のみとなったことで味が変わったのでしょう。

また一方で、アメリカ産のバドワイザーの方が苦味が出た、と感じている人もいるようです。

多少苦味があっても、バドワイザーがこだわっている軽い飲み口やスッキリとした味は変わりありませんので、どちらにしても飲みやすいビールであることは間違いありません。

どう違いを感じるのかは個人の感覚によりますが、私はどちらも好きです。

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まとめ

  • バドワイザーの薄いと感じる味は独自の製法が理由だった
  • バドワイザーと味が似てるハイネケンも似たような製造で作られている
  • バドワイザーの味が変わったのは国産の製造が終了し、アメリカ産の輸入のみになったため

バドワイザーはとても飲みやすい味が特徴のビールですが、いろいろな事情があって味が変わっています。

どちらにせよ飲みやすいビールであることには変わらないので、色々なビールと飲み比べをしてみるのも面白いですね。

時間と体調に余裕のあるときに試してみたいものです。

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