おでんや味噌汁、サラダにも大活躍の大根。
いろいろな料理に使えるので、大根を1本丸ごと購入する人も多いのではないでしょうか?
私も大根が安いと大きいものを1本買ったりします。
我が家は4人家族ですが、子ども達がまだ小さいので使い切れないのが悩みどころ…。
毎日大根を使っていると、また大根!?と言われてしまいます。
そこで使い切れない分は冷凍保存することもあるのですが、解凍した大根ってなんだかまずい…!なんてことも。
あなたも大根を冷凍たけどぶよぶよになってまずい、という経験はありませんか?
そこで今回は、なぜ冷凍した大根がまずいのか、どうやったらおいしいまま冷凍できるのかを調べてみました。
また、冷凍した大根のおすすめ料理も紹介します!
上手に大根を冷凍できるようになって、日々の食卓に取り入れましょう。
大根を冷凍するとぶよぶよでまずいのはなぜ?
大根を冷凍するとぶよぶよでまずい、と思ったことはありませんか?
私も冷凍した大根がまずくなってしまい、大根は冷凍保存に向いていない野菜なのかな?と思ったことがあります。
でも、大根を全部使い切るのは難しいし、上手く冷凍できたらとても便利なのになあ、と思っていたのです。
そこでまず、冷凍した大根がなぜぶよぶよになってまずいのか調べてみました。
冷凍した大根がまずい理由は、大根の水分が抜けて繊維が破壊されるため、ぶよぶよの食感になるからだそうです。
それに加えて、大根の皮を冷凍すると、筋っぽい食感になるので、まずいと感じるみたいですね。
大根は水分がたっぷり含まれているため、生で食べたときのシャキシャキ感が味わえるようです。
つまり、大根を冷凍した場合には、サラダなど生の食感を楽しむ料理には向いていません。
それなら大根は冷凍保存しない方がいいの?
そんなことないですよ!大根の冷凍保存にはたくさんのメリットがあるのです!
大根を上手く冷凍できるようになれば、嬉しいメリットがたくさんあります。
ここでは3つのメリットをみていきましょう!
1つめのメリットは、冷凍することで長期保存が可能となることです。
大根を冷凍保存することによって、1ヶ月ほど保存できるようになります。
ただし、他の野菜でも同じことがいえるのですが、冷凍したからといって、永遠に保存できるわけではありません。
あまりにも長い間冷凍保存したままにしていると、冷凍焼けをおこしてしまい、まずくなってしまうのです。
私はよく、冷凍した野菜の存在を忘れてしまい、冷凍庫を整理しているときに発見します。
あれ?この野菜いつ冷凍したっけ…?と言うようなことがよく起こるのです。
そのため、最低でも1ヶ月に1回は冷凍庫を確認して、出てきた野菜は急いで使うようにしています。
2つめのメリットは、大根の栄養もそのまま冷凍保存できるということ。
大根にはたくさんの栄養が含まれているのですが、冷凍保存しておけば栄養を失うことなく保存できますよ。
そして3つめのメリットは、大根を料理するときに、短時間でも味がしみ込みやすいことです。
大根でおでんや煮物を作る時、味がしっかりとしみ込むまでコトコト煮込まなければいけませんよね?
でも、冷凍保存しておいた大根であれば、すぐにやわらかくなり、味もしみ込みやすくなりますよ。
長い時間煮込み続けなくていいので、時短にもなるし、手軽に煮込み料理を作ることができるなんて、最高ですね!
とても便利な大根の冷凍保存ですが、実はおいしいまま冷凍するコツがあるのです。
そのコツとはずばり、大根の食べ方に合わせて冷凍保存すること!
それではさっそくおすすめの料理ごとに、大根の冷凍保存方法を紹介します。
大根の冷凍を味噌汁や炒め物に!!
まずは冷凍した大根を味噌汁や炒め物に使うときの保存方法を見ていきましょう。
味噌汁や炒め物にする大根を冷凍保存するときのポイントは以下の3つです。
- 大根の皮を厚めにむく
- 水分をしっかりふき取る
- ラップで包んでから保存袋へ
大根の冷凍がまずい理由の1つに、大根の皮が筋っぽくなるから、というものがあったのを覚えていますか?
そのことを防ぐために、冷凍保存する大根の皮は厚めにむくことをおすすめします。
そして、余分な水分はキッチンペーパーなどでしっかりとふき取ってください。
最後に、大根が空気に触れないよう、ラップで包んでから保存袋へ入れて冷凍します。
保存袋に入っている空気もきちんと抜いてから冷凍庫へ入れてくださいね。
では冷凍した大根を味噌汁や炒め物に使うときは、どのようにして解凍すればいいのでしょうか?
実は、解凍する必要はありません。凍ったまま料理に使えるのです。
味噌汁を作るのであれば、沸かしたお湯に凍ったままの大根や好きな具材を入れて、火が通れば味噌を溶かすだけ。楽ちんですよね♪
私の子どもは味噌汁が大好きでよく作りますが、いつも手軽に使えるわかめや麩(ふ)になりがちです。
これからは大根を冷凍しておけば、いつでも大根の味噌汁が簡単に作れて嬉しいですね!
次は大根の味噌汁ばかりにならないように気をつけます(笑)
大根おろしの冷凍と解凍の方法
焼き魚と一緒に出せば料理がワンランクアップする大根おろし。
私は少しだけ大根おろしを作るのがめんどくさくて魚だけ焼きますが…。
大根おろしだって、冷凍できちゃうんですよ!便利ですよね!
冷凍の大根おろしがあれば、毎回大根をすりおろさなくても、解凍するだけで使えますよね。
ではさっそく、大根おろしを冷凍するときのポイントを2つチェックしましょう。
- 水分をザルなどで切る
- 保存袋に平たく入れる
まず、大根おろしをすりおろした後に、ザルなどへ移して水分を切ります。
このときに手でギュッとしぼってしまうと、まずくなってしまうので注意してください。
水分を適度に切ることができたら、保存袋の中に薄くのばすように平たく入れて空気を抜きます。
ちょっとだけ使いたい!という場合は、製氷皿に入れて冷凍することもできますよ。
私のように、焼き魚に大根おろしを添えたいけれど、それだけのために大根を買ってくるのはなあ、という方におすすめです!
まとめて大根おろしを作っておいて、1回分ずつ保存しておけば、使いたいときに使いたい分だけ使うことができますよね♪
ただし、製氷皿に入れたまま長期保存すると、密閉されていないので味が落ちてしまいます。
凍ったら保存袋に移し替えて、冷凍保存するようにしてくださいね。
え、わざわざ移し替えるのか…、それすらもめんどくさいな、と思ったのが私です(笑)
そんなめんどくさがりさんにおすすめの方法が、保存袋に平たく入れた後、箸などで線をつけておくことです。
するとびっくり、冷凍した大根おろしが線に沿ってパキッと割れるんですね。
移し替える手間も省けて、洗い物も減って、いいことずくめです。
ちなみに、冷凍した大根おろしを解凍するには、自然解凍するのがいいそうです。
自然解凍した後に、もう1度ザルなどで余分な水分を抜くことで、さらにおいしく食べられるようになりますよ。
冷凍した大根をおでんや煮物に使いたい
冷凍した大根をおでんや煮物に使いたいときはどのように保存すればいいのでしょうか?
実は大根を味がしっかりしみ込んだおでんや煮物にするために、とっておきの冷凍保存方法があるのです。
それではさっそくポイントをみていきましょう!
- 大根の皮を厚めにむく
- おでんや煮物の汁を大根と一緒に保存袋へ
大根の皮を厚めにむくことは、味噌汁などに使うときと同じですね。
驚くのはもう1つの、おでんや煮物の汁と一緒に冷凍してしまうということです!
大根はあらかじめゆでておいたりする必要はなく、生のままの大根をおでんや煮物の汁につけて冷凍します。
汁につけて冷凍することで、冷凍したときに大根の繊維が壊れにくくする効果があるそうです。
そのため、大根を冷凍保存しても、ぶよぶよの食感になってまずい、ということになりません。
さらに嬉しいのが、味のついた汁と一緒に冷凍保存することで、保存している間に味がしみ込んでくれること。
解凍するときも凍ったまま鍋に入れて火にかければOKです。他の具材も入れて一緒に煮込みましょう。
また、おでんや煮物の汁だけではなく、洋風にしたいのであればコンソメで、中華風にしたいのであれば鶏ガラで味付けしたスープと一緒に保存できます。
冷凍しておけば、忙しい日でも味のしみ込んだ大根料理が食べられるなんて、幸せですよね。
まとめ
- 冷凍した大根がまずいのは繊維が壊れるから
- 冷凍した大根にはメリットがたくさん
- 大根の料理方法に合わせて冷凍すればまずい!を防げる
- 味噌汁や炒め物にするときは皮を厚くむき、水分と空気を抜いて冷凍
- 大根おろしは絞り過ぎないようにして冷凍し、自然解凍する
- おでんや煮物のときは汁と一緒に冷凍保存
大根を冷凍するとまずい理由がわかれば、それを解決することでおいしく冷凍保存できます。
大根をどんな料理に使うのかによって、それぞれぴったりの保存方法があるのですね。
特に煮込み料理にするときは、味付けを変えることによっていろいろなアレンジができそうです。
これなら我が子も飽きずに大根を楽しめるのではないかな、と思いました。
あなたも大根をおいしく冷凍して、上手く料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今までよりもっと大根が好きになるかもしれませんよ。
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